【こども家庭庁】乳幼児突然死症候群(SIDS)対策強化月間の実施
2025/10/30
ニュースのポイント
- 毎年11月は乳幼児突然死症候群(SIDS)の対策強化月間
- 乳幼児突然死症候群は、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る、原因の分からない病気
- 社会的関心を喚起し、発症率を低くするポイントなどの重点的な普及啓発活動を実施
こども家庭庁は、乳幼児突然死症候群(SIDS)は12月以降の冬期に発症しやすい傾向があることから、毎年11月を乳幼児突然死症候群(SIDS)の対策強化月間と定め、SIDSに対する社会的関心を喚起するため、発症率を低くするポイントなどの重点的な普及啓発活動を実施している。
<SIDSとは>
・SIDSは、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る、原因の分からない病気で、 窒息などの事故とは異なる
・2023年には48名の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第5位となっている
・SIDSの予防方法は確立していないが、以下の3つのポイントを守ることにより、SIDSの発症率が低くなるというデータがある。
(1) 1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせる
(2) できるだけ母乳で育てる
(3) 保護者等はたばこをやめる
また、SIDSの直接の原因ではないが、睡眠環境を整えることでSIDSとは異なる窒息も防ぐことができるとし、3つのポイントを紹介している。
(1) ベビーベッドに寝かせ、柵は常に上げておく。頭や身体がはさまれないようにも注意。
(2) 赤ちゃんが寝る場所には枕やぬいぐるみをおかない。口や鼻はおおわない。
(3) 下に敷くふとん・マットレスは固めのものを使う。掛けぶとんの代わりに、服装等で温度調整を。
詳細についてはこども家庭庁のホームページに公開されている。また、普及啓発用ポスターおよびリーフレットは、同庁ホームページにダウンロードデータが公開されているので、ぜひ活用されたい。
■乳幼児突然死症候群(SIDS)診断ガイドライン(第2版)について(こども家庭庁)
■乳幼児突然死症候群(SIDS)について詳しく見る(こども家庭庁)
